大きい壁面ミラー、どうやって壁に貼る?
金具を使わないプロの方法
ウォールミラーって金具で吊るすイメージありませんか?マテリのミラーは、ネジも金具も使わず、接着剤だけで壁にぴったり設置できるんです。設計会社が現場で実際に採用している施工方法なので、大きいサイズの姿見もしっかり固定OK。下地確認・ミラーマットと変成シリコンの使い分け・硬化時間まで、初心者目線で6ステップ解説します。
お客様にご準備いただくもの
- 変成シリコン
- ミラーマット
- 速乾ボンド
- マスキングテープ
- 養生テープ
- カッター
- 水平器
「ミラーマット」とは?
鏡を壁へ接着する際に使用する両面テープです。発泡ポリエチレン製のシートで、厚みは約3mm。両面に粘着剤が塗布されているため、簡単に貼り付けることができます。変成シリコンが硬化するまでの「初期接着」を担う重要な部材です。
変成シリコンの推奨は?
セキスイボンド #75-M
全国のホームセンターまたは通販サイトで購入可能です。>カートリッジ式の場合は、別途コーキングガンが必要です。
① 設置位置の準備
設置位置のマスキング
水平・垂直を確認し、一人がご希望の位置でミラーを支え、もう一人がミラー外側壁にマスキングしてください。ミラーを一度外し、マスキングテープに沿って設置範囲を明確にします。
壁紙の処理
壁紙・クロスが貼られている場合、ミラー本体よりやや内側(約10mm内側)の接着面にあたる部分を、カッターで切り込みを入れて剥がしてください。下地の表面までめくれないよう、切り込みの深さに注意してください。多少クロスの薄紙が残っても問題ありません。
② ミラーマットの接着
ミラーマットの配置
ミラーマットを壁面に均等に配置します。ミラーの端より50〜100mm程度内側を起点に、四隅および約200〜300mm間隔で均等に貼り付けます。
速乾ボンドでの補強
壁面のミラーマットを貼る位置に、速乾ボンドを薄く塗布します。ボンドが乾くまで2〜3分待ちます。塗ってから少し乾燥させると粘着力が強くなります。ミラーマットの剥離紙の片面を剥がし、速乾ボンドの上に貼り付けます。
なぜ速乾ボンドが必要か
石膏ボードや木下地にはミラーマットだけでは十分に接着しません。速乾ボンドを塗布することで、ミラーマットの接着力を大幅に高め、変成シリコン硬化中の落下を防止します。
③ 変成シリコンを塗る
変成シリコンの塗布
壁面のミラーマットの隙間(マットとマットの間)に、変成シリコンを均等に配置します。塗布の大きさは、直径約20〜30mm(500円玉サイズ)が目安です。厚みは、ミラーマットより高くなるように、5mm以上盛り上げてください。
④ ミラーを壁に固定
ミラーの貼り付け手順
最初にミラーを変成シリコンの位置にあてます。上下左右に微調整しながら、ミラーマットにしっかりと貼り付けます。最後に、ミラー全体を壁面に均等に押しあててください。
固定時の注意事項
鏡を壁面へ貼り付ける際、接着面に均等な力がかかっていない場合、鏡に歪みが生じる原因となります。施工時はミラー全体へ均一に圧力がかかるようご注意いただき、壁面の平滑性をご確認のうえ施工をお願いいたします。 また、部分的な圧迫や無理な固定は、映り込みの歪みや破損の原因となる可能性がございますので、お控えください。
⑤ 完全に固定するための放置
養生テープでの仮固定
ミラーと壁を養生テープ、または壁にしっかり貼り付けられるガムテープなどで固定します。ミラーの上下・左右、必要に応じて対角線方向にもテープを十字に貼り、ミラーが動かないよう固定してください。
変成シリコンの硬化時間
変成シリコンが完全に硬化するには、最低24時間、推奨48時間が必要です。 施工時の温度・湿度によって硬化時間は変動します。低温・高湿度時はさらに長くなる場合があります。
仮固定の解除
十分に放置した後、養生テープをゆっくり剥がしてください。ミラーを前後左右に軽く動かし、ぐらつき・ゆるみがないか確認してください。万が一ゆるみがある場合は、再度養生テープで固定し、追加で24時間放置してください。
⑥ テープ糊残りがある場合の除去方法
ミラー面に粘着剤(糊)が残ってしまうことがあります。糊残りがあると、設置後の映り込みが悪くなる原因となるため、施工前に必ず除去してください。
ご用意いただくもの
- 中性洗剤(食器用洗剤)
- ぬるま湯(30〜40℃)
- スプレーボトル
- 柔らかい布
中性洗剤での除去
- スプレーボトルにぬるま湯と中性洗剤を入れます(水500mlに対して食器用洗剤を数滴)。
- 糊残りの部分に洗剤水をたっぷりとスプレーし、糊全体がしっかり湿るようにします。
- 数分間(3〜5分程度)放置し、粘着剤を柔らかくします。
- 柔らかい布で、優しく円を描くように拭き取ります。
- 最後にぬるま湯で湿らせた布で洗剤を拭き取り、乾いた布で水気を完全に拭き取ります。